赤字商品を止められない会社の共通点―― 感情が利益を削る

赤字だと分かっていても、
止められない商品があります。
それは多くの組織で起こっています。
理由は、原価計算の甘さではありません。
営業力の弱さでもありません。
「決断の設計」がないからです。
多くの会社で、赤字商品はこうして残ります。
・昔からの功労商品だから
・長年の取引先だから
・営業が汗をかいているから
・現場が努力しているから
気持ちは理解できます。
しかし、経営は感情では守れません。
赤字商品を続けるということは、
利益商品で補填しているということです。
利益商品が
赤字商品の赤字を背負い、
本来できたはずの投資を失い、
本来残るはずの現金を失っている。
これは「優しさ」ではありません。
構造的な浪費です。
本当に守るべきものは何でしょうか。
商品ですか。
取引先ですか。
営業担当ですか。
それとも、社員や会社そのものですか。
止める勇気を持てない経営は、
「放置」状態が続き、やがて選択肢を失います。
そして最後に残るのは、
「もっと早く決断すればよかった」
という後悔だけです。
赤字商品を止めることは、
冷酷ではありません。
未来を守るための、唯一の誠実さです。
※これは特定企業や事例を指すものではなく、一般論としての経営視点です。



