AIが答えを出す時代でも、最後は経営者が決める

AIに聞けば、多くのことを教えてくれる時代になりました。
市場を調べる。
データを分析する。
改善策を挙げる。
設備投資案を比較する。
以前なら多くの時間を必要としたことが、驚くほど速くできます。
それでも、経営者の仕事がなくなるとは思いません。
むしろ、選択肢が増えるからこそ、「何を選び、何を実行するか」という経営判断の重要性は高まるのではないでしょうか。
■ AIは選択肢を示せる。しかし、決断は別である
価格を変えるのか。
赤字商品をやめるのか。
設備に投資するのか。
DXを進めるのか。
人をどこへ配置するのか。
AIは、それぞれについて情報を集め、メリットとリスクを整理し、複数の選択肢を示すことができます。
しかし、その会社の歴史、現場の事情、働く人の思い、取引先との関係、将来への覚悟まで引き受けて、最後の決断をするわけではありません。
経営判断には、最後まで人が引き受けなければならない部分があります。
■ 完璧な正解を待ち続けない
経営では、すべての情報が揃うことはほとんどありません。
もう少し数字が揃ってから。
もう少し状況を見てから。そう考えたくなる気持ちは、私にもよく分かります。
しかし、判断を先送りしている間にも、赤字商品は利益を奪い、ロスは積み重なり、現場の負担は続きます。
AI時代だからこそ、情報を集め続けることと、決めることを混同しないことが重要だと思います。
■ AIを使い、経営者が決め、組織が実行する
現場の違和感を拾う。
数字で確かめる。
AIも使って分析し、選択肢を広げる。
利益を奪っている構造を見極める。
そのうえで、経営者が決める。
そして、決めた後が重要です。
目的と優先順位を管理職と共有し、現場の行動へつなぐ。結果を確かめ、違っていれば修正する。そこから学び、次の判断へつなげる。
AIは答えを出す。
経営者は決断する。
組織は実行する。
この三つがつながって初めて、会社は変わります。
■ AI時代の外部パートナーに求められるもの
一般的な情報を提供するだけなら、AIが担える領域はこれからさらに広がるでしょう。
だからこそ外部の専門家には、情報を持っていること以上に、その企業の現場を理解し、何が本質的な課題なのかを見極め、経営者の判断を支え、その決断を実行へつなぐ力が求められると考えています。
私は、現場と経営の両方を経験してきた立場から、AIも活用して判断材料を整理し、経営者の決断を支え、その決断を現場の実行へつなぐ伴走者でありたいと思っています。
ODAビジネスパートナーズは、食品製造業をはじめとする製造業において、現場と経営をつなぐ利益構造改革を支援しています。
▼AI時代だからこそ、経営判断を現場の実行と利益につなげるために。まずは現在の状況をお聞かせください。



